ケイ素と人間の不思議なすれ違い

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クリスタルボウルは「SiO2・二酸化ケイ素(シリカ)」という砂から製造されています。二酸化ケイ素が結晶化すると、いわゆる「水晶(クリスタル)」になるため「クリスタルボウル」という名前なのです。

今日は、ケイ素と私達・人間の不思議なすれ違いについてブログで書いてみます。ちょっと理系な有機化学のお話です(そういうのも私は大好物ゆえ・・・)。

ケイ素(Si)は周期表では炭素(C)のすぐ下にあり、地殻中には炭素より147倍も多く存在している身近なものです。しかし、私達(生物)の身体は主に水素(H)、炭素(C)、酸素(O)、窒素(N)から構成されています。生物中の炭素はケイ素の833倍も多く存在しています。

存在量(原子/100原子)

元素 生物中 地殻中
水素(H) 49 0.22
炭素(C) 25 0.19
酸素(O) 25 47
窒素(N) 0.3 0.1
ケイ素(Si) 0.03 28

(ブルース 有機化学【上】(化学同人 刊)より)

地殻中にはケイ素の方が炭素より多く含まれているにも関わらず、私達の身体は(ケイ素ではなく)炭素の方が多いのです。

生命の誕生において、炭素よりも(環境からの入手が容易な)ケイ素で身体が作られてもよいはずなのに、なぜ炭素なのでしょう・・・?

その理由は、生体を構成するためには強固な結合・分子の安定が必要なので、共有結合を形成するもっとも小さな原子であり、多重結合を形成できる炭素の方がケイ素より有利だったからです(ケイ素は炭素のほぼ2倍の直径があり、長くて弱い結合となるためにSN2反応が早い)。

もし、地球上に炭素がなければ、私達の身体はケイ素から作られていたのかもしれません(生命が誕生・繁栄できたかどうかは別として)。

さらに、炭素の最終代謝生成物はCO2・二酸化炭素ですが、ケイ素の最終代謝生成物はクリスタルボウルの原材料であるSiO2・二酸化ケイ素(シリカ)です。

もし、「ケイ素人間」がいたとしたら、私達が呼吸とともに二酸化炭素を吐き出すように、水晶を生み出す人間になっていたのかもしれません。

私達ととても身近な存在でありながら、わずかな理由からすれ違いを続けていたケイ素。

そのケイ素を由来とするクリスタルボウルの音色に、私達が癒されるというのは・・・なんだかロマンを感じてしまいます。すれ違いを続けてきたもうひとりの自分と再会できたような気持ちになります。

ひょっとしたら、宇宙のどこかには水晶を生み出すケイ素人間がいるかもですね!

演奏の準備をしながら、そんなことを考えていました。明日はヨガフェスタ横浜2018!

参考文献:ブルース 有機化学【上】(化学同人 刊)

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