デコンプレッション/グラウンディングについて

春からスタート予定の「クリスタルボウル サウンド・バス スクール」に向けて、たくさんのテキストを作成しています。全100ページというボリュームになりそうで、なかなか大変な作業です。その中から、なるべく早く公開した方がよいと思われる内容のものをブログでご紹介します。

本日は「デコンプレッション/グラウンディング」です。

デコンプレッション/グラウンディングとは

クリスタルボウル サウンド・バスは非日常の特別な体験です。あまりの感動に涙を流してしまう人もいるほどです。しかし、特別な体験であればあるほど、日常生活とのギャップを感じることがあります。

これは、遊んでいるおもちゃをいきなり取り上げられた子供に似ています。さっきまでの幸せな時間や、素敵な人たちはどこ?と混乱し、ヒーリングの心地よさではなく、寂しさや悲しさに襲われてしまいます。

気持ちの圧力(コンプレッション)が高まっている状態を、しっかり「減圧(デコンプレッション)」してみましょう。これは、空中に飛んでいる状態から地上へ戻ってくるための「グラウンディング」とも呼ばれます。

デコンプレッションで大切なのは「この体験は非日常の特別な体験だけど、日常のすぐそばにある」というのをきちんと感じてもらうこと。たとえば、出会った人から「二度と会えないと思うけどさようなら」と言われるより、「また会いましょう」と言われた方が嬉しいですよね。

非日常体験と、日常をつなげられるような、デコンプレッション/グラウンディングの方法をいくつか紹介します。

デコンプレッション/グラウンディングの方法

終わったあとにすぐ解散しない
イベントが終わって、すぐに「それでは退出してください」というのでは、体験のギャップが大きくなってしまいます。ゆっくり気持ちを落ち着ける時間を作ってから解散しましょう。

片付けを手伝ってもらう
イベント会場の片付けを一緒に手伝ってもらうことで、特別な空間が少しずつ日常へ戻されていき、気持ちを落ち着けることができます。

思い出の品を持ち帰ってもらう
イベントで飲んだお茶や食べたもの、ワークショップで作ったグッズなどを持ち帰ってもらうことで、自宅でも非日常体験を思い出すことができます。

SNSでつながる
日常に戻ってからでも関係が続くことで、非日常体験はすぐそばにあることを感じられます。

次回のイベントスケジュールを決めておく
これでおしまいではなく、次もあると知ることで、気持ちを前向きにできます。

「感動させすぎない」ことも大切です

リトリートのように「生活を共にする」イベントでは、デコンプレッションが特に重要です。ときには「感動させすぎない」ことも意識しましょう。

感動させるコンテンツを盛り込みまくれば、イベントの場では盛り上がるかもしれません。だけど、日常生活に戻ってからギャップで凹んでしまっては本末転倒です。私たちの生活はクリスタルボウル サウンド・バスの中だけにはありません。会社や家庭もあるし、電車に乗れば酔っ払いだらけなこともあります。社会生活を大切にしないと、この社会が崩壊してしまいます。

ガチガチに感動で固めたイベントより、少し力が抜けたイベントの方がじっくりと染み込んでいくと思います。気楽にやりましょう。

 

こんな感じのレクチャーと実技指導を「クリスタルボウル サウンド・バス スクール」として行っています。とにかく実践的な内容を盛り込んで、クリスタルボウル サウンド・バスの世界を皆さんと一緒に広げていけるようなものに仕上げています。

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