鳴りにくいクリスタルボウルを鳴らしてみた

「私が買ったクリスタルボウルが、あまり鳴らないので見て欲しいです」というご連絡をいただき、ちょっと試奏させていただきました。

アルケミータイプという、水晶にいろいろなパワーストーンをMIXして作られたボウルです。

見た目はとてもキレイで、ツルっとしていました。私の持っている水晶だけで作られたボウルよりもさらに薄く、半透明なので光が差し込むととてもキレイな色を見せます。

さっそくマレットを持って・・・コーン。あ、いい音ですね。アルケミータイプだけど素直なシンプルな音ですね。

続けてこすります。こわわわーーーーーーん。

持ち主さんも「あれ?このボウルってこんなにいい音するんですか?」とちょっと驚いていました。鳴らし方のコツが分かれば、だいたいなんとかなります。

ただ、やっぱり「残響音」が短いボウルでした。私の持っているボウルだと、

「こわーーーーぁぁぁーーーーーん」

くらい鳴るところが、

「こわーーーぁん」

くらいで消えてしまいます。アルケミータイプはこの個性がひとつずつ違うので、なかなか難しいところがあります。

でも、残響音が短いからダメかというとそんなことはなく、反対に「鳴らし続けていてもビリビリとしたイヤな音を出しにくい」というメリットがあります。

クリスタルボウルの演奏は、ものっすごい長い時間ひたすらやさしくボウルをこすり続けることがあります。左手でこすり続けて、右手で叩いて、みたいな演奏です。

そういうときに、力の加減が正しくないと、こすられ続けたボウルが「ビリビリ」という不快な振動を始めてしまうことがあります。振動しすぎてピークを越えてしまったような感じです。

でも、このボウルは(よくも悪くも振動が少ないので)そのビリビリ音がしませんでした。

残響を活かした演奏はやりづらいだろうけど、ずっと鳴らし続けながらの演奏なら、しっかりとよい音を鳴らすと思います。

もし、お手持ちのボウルの響き方に不満があるときは、演奏方法と活用方法を検討してみましょう。ボウルは石みたいなものなので、奏者の技術以外では音の鳴り方が変わることはありません(使い込んでいくと音色が変わるといったことはないです)。

これからも素晴らしいクリスタルボウルライフを!

いろんなボウルを鳴らせるのは楽しいですね。文字だと伝わりにくくてスミマセン!

※私のボウルも鳴りにくいので見てもらえませんか?という連絡を多数いただきます。返信は「info@crystal-soundbath.com」のメールアドレスから送っていますので、受信できるように設定をしておいてください。

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