クリスタルボウルの演奏でスランプになったときの脱出方法

日曜日は東京で2018年1回目のクリスタルボウル サウンド・バスイベントを行いました。たくさんのご来場ありがとうございました。

イベント後に、こんな質問をいただきました。

「クリスタルボウルの演奏で、スランプになったことはありましたか?」

ブログでもお返事を書いてみたいと思います。

楽譜通りに演奏するのではなく、常に「即興」で演奏を作り上げるクリスタルボウル サウンド・バスにおいて、何をどうやっても「次の音が降りてこない」状態になったことはあります(かなり昔です)。どの音を鳴らしても納得がいかず、お客さんを目の前にして冷や汗をかき続け・・・

そういうときって、だいたいにして「状況が複雑すぎる」のが原因です。状況をシンプルにすれば解決の糸口がみつかります。

たとえば、人間関係に疲れてしまうのは、好き・嫌いを問わずにたくさんの人が存在しているから。好きな人しかいなければ人間関係には疲れません。

中華料理屋で何を頼んでよいか分からなくなるのは、メニューが多すぎるから。うなぎ屋はうな丼かうな重くらいしか選択肢がないので悩みません。

育児と家事と仕事をワンオペでやってれば、そりゃ大変です。

ちょっと余談ですが、私はあまりアタマがよろしくないので着る物・食べる物は同じものばかり繰り返しています。毎日コーディネイトやメニューを考えることができません・・・。

「クリスタルボウルを上手に演奏できない」というのであれば、まず目の前のボウルの数を減らしてみましょう。たくさんのボウルがあるから演奏がチグハグになってしまうのです。ハーモニーを作れる最低限の組み合わせ(3つ、4つ)だけであれば、音の組み合わせに悩むことがありません。

演奏を聞いてくれるお客さんも、気心の知れた数人だけに絞ってみましょう。

10日くらいお風呂に入っていないで悪臭を漂わす人や、ものすごい仏頂面の人、演奏そっちのけで最初からイビキをかいて寝ている人なんかを目の前にすると演奏しづらくて当然です。

※演奏活動を続けて行くにあたり、もっとも困難なのは「お客さんを選ぶ」ということです。これはまた別の機会に書いてみます

状況をシンプルにして、自分が好きな音を自分が好きな人に届ける・・・そこで心地よさを再認識すれば、スランプは脱出できると思います。

このことは、クリスタルボウル サウンド・バス体験と同じです。

なにかと忙しくてゴチャゴチャと複雑化した日常を離れて、シンプルな音にカラダとココロを委ねる・・・

私はそんな感じで演奏活動を続けています。

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