放課後等デイサービスのクリスタルボウル・ヒーリングの感想をいただきました

発達支援の子供たちが放課後を過ごす、放課後等デイサービス。別名「発達支援の学童保育」と呼ばれる施設があります。これまでに何度もお声がけいただいて、クリスタルボウル サウンド・バスの演奏を行ってきました。

ふだんなら放課後の時間だけですが、いまは学校が夏休み。午前中から放課後等デイサービスを利用している子供たちも多いので・・・午前はあっち、午後はこっち、夕方はここ・・・と、一日で3箇所の放課後等デイサービスを回って演奏しまくってきました。

施設ごとに子供たちの雰囲気もさまざまです。支援学校に通っている子が中心のところもあれば、支援学級・普通級に通っている子が中心のところもあります。

子供たち相手だからって(だからこそ)、絶対に手抜きはできません。いつものように9つのボウルをずらりと並べて、丁寧に丁寧に演奏を行いました。

 

私のイベントでは、お客さんに感想を求めることはしていません。クリスタルボウル サウンド・バスの体験は人それぞれ。ゆっくりと染み込ませていただきたいので、「体験のシェアタイム」や「打ち上げ」は絶対にやらないことにしています(そういうのをやり始めると、イベントの参加目的が「コミュニティ作り」に変わる危険性があります)。

でも、今日はクリスタルボウル サウンド・バスが終わった後に、先生が「皆さん、どうでしたかー?」と聞いてくれました。

その答えは・・・

「気持ちよかった!」「キレイな音だった!」「眠くなった!」

ありきたりと思われるかもですが、すごく嬉しい感想でした。なぜなら、私は演奏前に「クリスタルボウルを聞くと気持ちよくなるよ」というような説明は一切していないからです。そもそも子供たちはクリスタルボウルになんて興味がないはず。「癒されたい!」と思って参加した子供はいなかったと思います。

まったく無垢な状態の子供たちにクリスタルボウルを聞いてもらって、「気持ちよかった!」「キレイな音だった!」「眠くなった!」という感想がもらえたこと。これはとても誇らしいことでした。

 

ちょっと話が飛びます。

以前、クリスタルボウル サウンド・バスイベントに発達障害を抱える女性が参加されました。彼女の手首はリストカットの痕が無数に残っており、それまでの苦悩を表しているかのようでした(私は「生きているだけで幸せなんだよ」という発言が大嫌いです。リストカットの血を見ながらでも、そんなことを言えるものでしょうか)。

演奏が終わった後、彼女から「こんな優しい気持ちになれたのは初めてです」と伝えられました。

私はそのときに、こう返しました。

「感動の根源はその対象の中にすべて内包されているわけじゃなく、自己の記憶や感覚と共鳴した結果です。犬が好きな人だっていれば、犬が嫌いな人だっています。もし、あなたが優しい気持ちになれたのなら、それはあなた自身の中に優しい気持ちがあったからであり、あなたのまわりに優しさが溢れているからだと思います」

 

今日の子供たちも同じです。もっともっと彼らのまわりに素敵なことを増やして、たくさんの「気持ちよかった!」「キレイな音だった!」「眠くなった!」という感想がもらえたらよいなと思います。

 

※クリスタルボウル サウンド・バスは特定の疾患を治癒・治療するものではありません。精神的な不安をお持ちの場合は十分な注意が必要です。

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